映画「ランド・オブ・ザ・デッド」は、世界に誇ることの出来るゾンビ映画の金字塔とも言うべき作品です。監督のA・ロメロは、過去にも「ゾンビ」 「死霊のえじき」など様々なゾンビ映画を世に出しており、まさにゾンビ映画の第一人者とも言うべき人物です。今回の「ランド・オブ・ザ・デッド」は、その 監督の世界観をより進化させて表現しており、まさに新しい世代のゾンビ達がうごめく作品となっています。特に考え行動するゾンビは、これまでの作品では見 たこともない進化型ゾンビといえるでしょう。
主演のサイモン・ベイカーは、ホラー映画の代表格である「ザ・リング2」にも出演している方で、今作品においてもその存在感が非常に際立っていま す。もう一人の主演アーシア・アルジェントは、「トリプルX」の主演も務めた実力派であり、この映画でもその実力を目の当たりにすることが出来るでしょ う。
「ランド・オブ・ザ・デッド」のあらすじですが、ゾンビ映画の導入としては基本的な死んだ人間が次々とゾンビになっていくというお決まりの展開があ りながら、しかしそこでゾンビ自身が徐々に知識を身につけ、自分で考え、行動出来るようになって行くという点が他のゾンビ映画とは大きく異なります。特に 銃や刃物、様々な武器を自在に操るゾンビはより驚異的であり、サイモン・ベイカー演じるライリーなど生存者たちは、そんなゾンビたちのうごめく世界で窮地 に立たされながらも、生き残ることを目的に戦い抜く、そういった内容となっています。何と言ってもゾンビの機敏な動きや銃を打つ姿など、今までにないゾン ビ映画を楽しみたい方にはおすすめの作品です。もちろん生存者達がどうなっていくのか知りたい方も、ぜひ見て欲しい作品です。